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PowerShot SX230 HSで撮影した北極星 (2011/10/16)
デジカメ時代の極軸調整法を参考に、「カーチス・デジカメ法」を試してみました
デジカメの視野の中心と赤道儀の極軸の方向が一致するようにデジカメを赤道儀へ搭載します
デジカメをバルブまたは長時間の露光モードで撮影しながら、赤道儀を例えば600倍速で回転させます
撮影した北極星の軌跡の円弧の中心がデジカメの撮影画面の中心と一致するように、赤道儀を搭載している雲台を調整します
このときに、デジカメの液晶画面上で北極星を視認できるようにするには、ある程度デジカメのズームを高倍率にする必要があります.高倍率にする程、画面上に捉えると視認が容易となり、また極軸合わせの精度も向上することになります
この雲台の調整は、赤道儀の場合には微動装置が付いているので簡単です
しかし、ポタ赤などのようにカメラの三脚の雲台へ装着していて、微動機構が利用できない場合は、雲台の調整が非常に厄介です
狭い範囲(数度程度)だけでも良いので、雲台の微動に利用できる安価なパーツがあれば、厄介な極軸調整が楽になりそうです
PowerShot SX230HS, CHDKで長時間露光(64秒)、望遠端&デジタルテレコン(392mmx1.5)、赤道儀 SE2 600倍速で回転
ベランダからの撮影のため、北方向の視界の一部が建物の陰になって、完全な円にはなっていません、、、
Canon PowerShot SX230 HS へCHDKを導入しGridを表示させてみる
CHDKのGrid表示機能は、あらかじめGridを表示させるスクリプトをファイルとして作成し、CHDKを導入したカメラの起動時に、このファイルを読み込んでカスタムなグリッドを表示する方式となっている
カメラの焦点距離とCCDサイズから画角を計算し、その画角に対応したサイズの円をLCDへ表示する
f ....焦点距離
h ....CCDのサイズ(例えば、最近のコンデジによく使われている1/2.33インチのCCDのサイズは6.2x4.6[mm] ( http://takuki.com/gabasaku/CCD.htm )
仮にCCDサイズが多少違っていても、問題ナシと思う、、、
画角 = 2 x 180 / Pi * ArcTan( h / ( 2 x f )) [deg]
例えば、f=70mm, h=4.6mm なら画角は約3.8度
北極星は、真の北極から約0.7度離隔しているので、デジカメのLCDへ0.7度相当の半径で円を描画する
Hd....LCDの高さ(ドット数)
Fv....画角
描画する円の半径 = Hd x 0.7 / Fv
CANON SX230HSの場合、 Hd=240, f=70mm(最大ズーム時), h=4.6mm(想定), Fv=3.8[度]
円の半径 44 ( = 240 x 0.7 / 3.8)
CHDKでLCDへ描画すると、縦横比が1:1となっていないため、円らしい形状にするには、補正が必要.簡易ツールを作ってみた↓
CHDKのGridスクリプト生成ツールへのリンク
それらしいグリッドを表示できるようになりましたが、これを使ったカーチス・デジカメ法の実践は、まだです ;-)
CHDK関連のリンク
CHDK 本家
CHDKの使い方
Gridsの解説
CHDK のダウンロード
Linux環境でCHDKをソースからコンパイルする手順の解説(CHDKの開発者向け)
CHDKの使い方(日本語)
OLYMPUS SP-565UZ & Sky Explorer SE II
撮影 2011/09/23 18:44
露光時間 15秒、赤道儀は 800倍速で回転
ISO-800, F4.5, 35mm換算の焦点距離 834mm
画像にEXIF 情報を残しているので必要に応じて参照してください
SP-565UZは、SE II赤道儀を起動してアライメントする際に、ときどきファインダーの代わりに使っていました。ズームできるので便利です
RICHOのGX200での撮影も試みましたが、雲が出て断念